オーストラリア住みの僕が、いま海外で人気の日本アニメを教えてみる

今やアニメと言えば日本だけでなく世界中で人気の立派な”日本文化”
とはいうけど、実際海外ではどんなアニメが人気なの??って思う人もいるはず。
海外で人気のある日本アニメシリーズは数あれど、じゃあ具体的にどんなのが良く見られるの?という方も、この際にチェックしてみて下さいね。
コアなファンは割と多い
日本のアニメファンと違うところは、”好きなものは好き”という自己表現がハッキリしている所かもしれません。
例えば、好きなアニメや作品だったら、それがどれだけ過去のものだとしても堂々と「俺はこれが好き」といえる方が多いです。
これがいわゆる熱感が高いのにつながるため、相変わらず数は少ないですが、普通にコスプレをして、ど田舎のマクドナルドに入店してくる人がたまにいますw
ちなみに知識に関しても、好きなものにはトコトンという方が多いため、我々日本人が知らないコアな知識に特化している方は多い気がします。
広く浅く…ではなく、ピンポイントで深くという方が多かったです。
日本と海外では”ベクトル”が違う
良く日本では”萌え”という要素が大事になってきますが、オーストラリアでは日本の様にアニメに萌えを求める傾向は薄いと感じています。
海外でのアニメは”子供が見るもの”という概念がまだまだ強いため、余りに性的な描写や大人をターゲットにした萌えアニメは、一部の人を除き遠ざけられることが多いです。
なので、海外で人気のアニメは”基本子供が見るけど、大人も一緒に楽しめる”という作品が多いと感じます。
海外で人気のアニメシリーズ10作品を紹介
筆者はオーストラリアに在住という前提で、主に海外の友人やwebサイトでよく話題に上がる作品をねじ込んでみました。
デスノート

ノートに名前を書かれた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」をめぐり、夜神月と、世界一の名探偵 「L」たちによる頭脳戦を描いたアニメ。
原作漫画本の累計発行部数は全世界3000万部を突破。アニメ以外にも映画、小説、ミュージカル、ドラマ等様々なメディア展開がされている人気作。原作やアニメを観たことがなくても実写映画版は観たよ!という人も多いんじゃないでしょうか?
筆者の住むオーストラリアでも、たまに実写版の映画が再放送されるほどで、アニメと共に人気があります!
進撃の巨人

正体不明の巨人と人間との戦いを描いたダークファンタジー。
2013年4月にアニメが放送されるや否や、日本だけでなく世界中で話題となった超人気作。
過激な描写や絶望的なストーリー展開がありながらも、明かされていく数々の謎や、個性的なそれぞれのキャラについ感情移入してしまう魅力があります。
2015年には日本で実写化もされ、ラノベ化やゲーム化等のメディア展開も豊富です。2019年4月からアニメ3期の後編が放送中。そしてなんとハリウッドでの実写映画化も予定されています!
当然海外からの注目度は高く、友人も筆者に情報を聞いてきたりするほど。基本的にはシリアスな話が海外受けが良いようです。
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST

錬金術をテーマに、19世紀の産業革命期のヨーロッパを題材としたアニメ。
元々「鋼の錬金術師」として2003年から2004年にかけて放送されていましたが、こちらはアニメオリジナルのエピソードが多く、原作に忠実に沿ったシリーズとしてリブートしたものがこの「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」になります。
サブタイトルはそのまま英語版のメインタイトルで、このリブート版は海外では「FULLMETAL ALCHEMIST:Brotherhood」として放送されていました。こちらも2017年に実写化がされましたね。
コアなファンが多いことでも知られていますが、海外では日本以上に人気があるかもしれません。
NARUTO -疾風伝-

忍(しのび)達が、「忍術」や「仙術」を駆使して戦いを繰り広げるバトルアニメ。原作の第一部をベースにアニメ化された一作目「NARUTO-ナルト-」は放送以来、日本を代表するアニメとして世界中で定着しました。
「疾風伝」はその続編で、原作の第二部をベースとして2007年から2017年まで放送されていました。原作者の岸本斉史氏は、昔フジテレビで放送されていたアニメ「忍空-NINKU-」のファンで、その続きが見たいとしてNARUTOを描いたと言われています。
2019年5月には、7年ぶりの新作「Samurai8-八丸伝」の連載を開始しました!
ドラゴンボールZ

日本でも、世界でも、定番中の定番といえばこの作品。いわずとしれた鳥山明氏の「ドラゴンボール」を原作としたアニメですね。
冗談抜きに、信じられないレベルで人気があります(笑)
2015年にはZの続編「ドラゴンボール超」が放送されましたが、こちらは海外では賛否両論あるようです。
しかし、2018年に日本で公開された映画「ドラゴンボール超 ブロリー」が2019年に海外でも英語吹き替え版で公開されるなど、やはりその知名度と人気の高さが伺えます。
フェアリーテイル

原作漫画は2006年から2017年まで「週刊少年マガジン」で連載され、漫画単行本の累計発行部数は全世界6000万部を誇る人気作。
アニメは2009年10月から2013年3月まで第一期が、2014年4月から2016年3月まで、それぞれ放送されました。
立派な魔導士を目指す少女ルーシィは、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)ナツ、そして喋る青い猫ハッピーと出会い、彼の所属するギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に加入します。
荒くれ者の集まる問題児だらけのギルドですが、ナツとルーシィはチームを組んで順調に依頼をこなして行き、次第に魔導士としても成長していく、というストーリー。
ソードアートオンライン

川原礫によるライトノベルを原作としたアニメ。
もともとは別名義で自身のウェブサイトにオンライン小説として掲載されていた作品なのはご存知の通り。
2012年7月よりアニメ放送が開始、その後第2期、第3期と製作されています。また、2016年に、ハリウッドでのテレビドラマ化が決定したことも報じられました。
タイトルの「ソードアートオンライン」とは作中に登場するオンラインゲームの名称で、フルダイブマシンによる仮想空間を舞台とした新世代のMMORPGという設定。この仮想世界を舞台として物語が展開されます。
今までにない世界観のため、一気にコアなファンを獲得したのでしょうか?これも同様によく聞かれることが多いです。
ワンピース

「ドラゴンボール」や「ナルト」に並び、海外で人気のあるアニメ作品。
海賊王を夢見る少年「モンキー・D・ルフィ」を主人公とし「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を探し求め旅をする海洋冒険ロマン。(といってもバトルシーンはアツいです。)
尾田栄一郎氏の原作漫画単行本は、累計発行部数が驚異の3億8000万部。
日本の漫画では最高となる数字です。また、今年2019年は連載20周年でまだまだ物語は続いていくという長寿作。
20周年記念で尾田栄一郎氏監修の映画「ワンピース スタンピード」もこの夏、公開されますね!
BLEACH

家族を守るために悪霊・虚(ホロウ)を退治する死神になってしまった高校生・黒崎一護とその仲間達の活躍を描く。原作の世界累計発行部数は1億2000万部を越え、海外でも熱烈な支持を受けている作品です。
ナルトは日本の忍者、BLEACHは侍を連想させるのか?そういった伝統をモチーフとしつつモダンに描かれている漫画・アニメは海外で支持されやすいような気がしますね。BLEACHのコスプレ等もかなりの人気です。
シュタインズゲート

こちらは同名のゲームソフトを原作としたアニメ。2011年4月から9月までアニメ放送がされ、2018年4月から9月まで続編「シュタインズゲート ゼロ」が放送されました。
タイムマシン・タイムリープを題材とした複雑怪奇なストーリーですが、以降はタイムリープを題材とした様々な作品に影響を与えています。
タイムリープ物は海外でも人気が高いジャンルの一つ。年に一つはタイムリープを扱っているゲームが出ていることから、その人気が伺えますね。
まとめ
如何でしたか?今回は筆者が実際に海外に住んでみた際に感じた、海外で人気があるアニメシリーズをまとめてみました!
基本的にはシリアスな展開が好まれる傾向がありますが、ドラゴンボールのように分かりやすい熱血バトル漫画も好まれます。
やはりこの辺りは日本のアニメ・ゲームファンとは少し毛色が異なりますが、日本のアニメやゲームは海外でも人気が高いのは間違いないと思います。また機会があればこういったレン頼も始めていくので、お見逃しなく!