ノーガンズライフがジョジョっぽい

- アニメ見たけど正直微妙だった…
- アニメで知ったけど、漫画も読んでみようかな
上記の疑問を解決します。
アニメ化までされた「ノーガンズライフ」ですが、何処かジョジョっぽいと話題になっていました。
ハードボイルドな世界観が好きならハマるかもしれないですが、とりあえずジョジョっぽさを感じたのは間違いないので下記をご覧ください。
女性キャラの雰囲気がジョジョと似ているかも?

上記のイラストを見てほしいのですが、確かにジョジョの様な色気を感じる特徴的な絵を描くのが得意みたいです。
ジョジョ作品と比べても引けを取らない格好良さや色気を感じますよね。
それ以外にも、少し細身のジャンキー少女やスラム街少女など、登場する女性キャラクターは全て退廃的な魅力を感じます。
ジョジョに登場する女性は、女性的な美しさ…というよりはエキゾチックな魅力にあふれているキャラクターが多いですが、ノーガンズライフに登場する女性キャラクターは「退廃的&セクシーで格好良い」という言葉がピッタリな気がします。
その他にも激渋おじさまが多く登場

ジョジョ風のイラストばかりに目が行きがちですが、渋くて格好良いおじさまキャラクターにも注目して頂きたい。
若くて格好いい・可愛いキャラクターも好きだけど、渋いおじさまキャラの方が好きという、”おじ専”の需要は確実に満たしてくれます。
欧州系の白髪老剣士…の様なキャラクターは今のところ登場していませんが、そういうキャラクターもどこかで出てきそうな勢い。
その他、片足が吹き飛んで義足拡張した登場人物などには困らないので、アメリカンな魅力に取りつかれた人は、ほぼマストで見るべきかもしれません。
新キャラ登場の度に疑心暗鬼になりそう

ちなみに新キャラクターが登場するたびに疑心暗鬼になるのは、作品の仕様かもしれません(笑)
登場キャラに”どこかイッてる人”も多いので、新キャラクターが登場するたびに「こいつ敵では?」と疑ってしまう事が多く、個人的に高評価でした。
そういった読み手に不安を与えたり、つい先読みしちゃうような雰囲気作りは、通常狙っていても中々出来ないものです。
背景がスラム街の何でも屋という事や、異常拡張者という単語もさることながら、敵対勢力の殺し屋やマフィアといった要素が全て相まって、このような雰囲気を醸し出しているのかもしれません。
雰囲気を中和しそうな治安勢力ですら「始末する」というセリフを用いている事等から、かなりのセンスを感じました。
「話し合いなんて拳と拳で十分」という、ピリピリした空気感が常に漂ってくるので、次の展開が待ち遠しいマンガだと感じます。
小島監督も絶賛しているらしい

メタルギアの生みの親である小島秀夫監督も、本作を絶賛しているとの事。
実際にノーガンズライフの魅力を小島監督がインタビュー形式で語った際、次のようにコメントしています。
とにかく絵がメチャクチャうまい。
https://natalie.mu/comic/pp/nogunslife01
僕は、世代もあって大友(克洋)さん、士郎(正宗)さん、板橋(しゅうほう)さんなんかが好きなんですけど、その系譜を継いでいるなと思います。
このぐらいの画力でレイアウトもうまい人って、なかなかいないんですよ。
あと、士郎さんや板橋さんは関西出身ですけど、そういう部分の影響も感じます。
確かに絵が上手いのは素人から見ても間違いないのですが、やはりプロの目から見ても飛びぬけて上手かったようです。
色々メタルギア作品にも影響を受けている部分もあるようで、作中に登場する”レフティー(左手のみの拡張者)”も、メタルギアの影響を受けていると感じることが出来ます。
本作はこんな人にオススメ

上で少し記載していますが、本作は下記の様な人にお勧めです。
- 日常系に飽きた
- アウトロー漫画以外で面白い作品を探している
- シリアスな世界観と設定が好き
- 適度にイラストがオシャレ&読みやすい漫画が好き
- アナログとデジタルの混ざった感じが好き
上記のような人にお勧め出来ます。
アウトロー系と言っても、「ウシジマくん」はなんか違うんだよなぁ…と思っている人もハマるかも。
僕の様に「アナログとデジタルが混ざり合った世界観」が好きな人も、間違いなくストライクゾーンな漫画。
作品を通して、スラム街での勢力争いを描いた漫画なので、そういう題材の漫画が好きな方はピッタリだと思います。
一方で、アニメ化されたが物足りないという声も

2019年秋にはアニメ化もされたので見た方もいるかもしれません。
ネット上での評価を見ると、アニメ版はあまり評価が高くない様ですが、原因としては”動かない描写が多かった”からなのかもしれません。
しかし同時に「いいハードボイルドアニメだった」という声も挙がっているようなので、人の好みによる部分が大きいのかも。
昨今ではかなり動きがあるアニメが多いですが、それと比べれば何か物足りないと感じてしまったのかもしれません。
ただし、漫画を見た後なら見るべきところは沢山ありそうです。
あのピリピリとした雰囲気を感じるためにも、アニメ版はチェックしておくのが良さそうです。主人公の声優は諏訪部さんですしね。
もしかしたら漫画を見ると評価が反転するかも?
アニメを見て微妙だと思った方も、漫画版を読むことで、その評価が反転するかもしれません。
特に、アニメ放送は尺の関係で飛ばされてしまったエピソードがあったりしたので、原作を先に読んでいる方からすれば物足りない印象も感じました。
そんな時は改めて漫画読むことで、アニメ版で定着してしまったイメージを覆すことが出来るかもしれません。
また、アニメ版でキャストのイメージが定着したからこそ、漫画のセリフにキャストの声をアテレコして楽しむことも出来そうです。
あとがき

アニメから入った人で「正直微妙…」と感じた方も、漫画版を読んでみるとまた違った評価になるかもしれません。
酒+煙草+リボルバーという、まさにハードボイルドをそのまま持ってきたような作品ですが、どこか懐かしさも感じられるので、好きな人はドツボにハマるかも。
漫画の方はまだまだウルトラジャンプで連載しているので、この際に追ってみるのもいいかもしれません。