2019年夏アニメのDVD売上が惨劇と化している件w

そろそろ2019年秋アニメも折り返し地点に入ってきている中、2019年夏アニメのDVD売上が発表されました。
ダンまち2期等、注目作品も多くあった中で発表された売上結果でしたが、
我々の想像を絶する惨劇となっている様でした。。
結構話題になっていた作品もあったはずなのですが、もう円盤収集はブルジョワの嗜好品となってしまったのでしょうか?
■2019夏アニメ1巻売上げ
11,578 あんさんぶるスターズ!
*6,623 スタミュ(第3期)
*4,191 ロード・エルメロイII世の事件簿
*3,465 ダンベル何キロ持てる?
*2,871 からかい上手の高木さん2
*2,848 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII
*2,662 ギヴン
*1,480 通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
**,757 女子無駄
**,751 うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
**,732 ナカノヒトゲノム
**,658 可愛ければ好きになってくれますか?
**,350 かつて神だった獣たちへ
*,302 魔王様、リトライ! , 炎炎ノ消防隊
,* 荒ぶる季節の乙女どもよ。
一体何があったんだ…
一位の「あんさんぶるスターズ!」と「スタミュ」はさておき、あれだけ話題性があった「ダンまち2期」や「ダンベル」がこの数字止まり。
「炎炎ノ消防隊」も面白いはずなのですが、DVD売上は悲惨な結果となりました。
一体何があったのか…と思いたくもなりますが、想像した以上に夏アニメの円盤の売り上げは伸び悩んでいたようです。
どうしてDVDが売れないの?

DVDやCD等の円盤が売れなくなってきたのは、今に始まった事ではありません。
その中でここ数年は「5000枚売り上げたら続編制作が決定するかどうか」と言われてきましたが、円盤の売り上げは一つの目安でしかありませんでした。
ストリーミングサービスが普及した現在は、円盤を所持したいと思う方が少なくなったのだと推測されます。
今はスマホ一つでほぼ何でも出来る様になったので、わざわざかさばる円盤を購入しようと思っている人が減ってきたのも要因の一つかも。
色んな要因が重なって、現在の様な状況になっていったのかもしれませんね。
一方、女性向けの円盤は売上好調
一方で、女性向け作品の円盤売上はまだまだ好調な様です。
「あんさんぶるスターズ!」や「スタミュ」など、夏アニメの上位を女性向け作品で占めているようです。
何故このような結果になったかというと、男性と女性の消費傾向の違いにあると言われています。
最近の女性は「モノ→コト消費」と言われていて、”製品・サービス等から得る「体験」や「経験」”に対して消費をすると言われています。
同じ趣味を持った女性同士が円盤を購入することで、その先で得られる経験や体験も共有したいという思いから、円盤売上が順調なのかもしれません。
動画配信で得た利益を続編制作の資金に回す?

女性向けの円盤売上が好調なのは何となく分かりましたが、次回作の制作資金はどこから集めてくるのでしょうか。
今はストリーミングサービス等が充実しているため、具体的な収入の仕組みはイマイチわかりませんが、例えばdアニメだと400円で膨大な作品を見ることが可能です。
dアニメユーザーが一回作品を視聴につき、制作側に幾らか配当される仕組みなのかもしれません。
勿論配信先によってキックバック利率が変わってくるとは思いますが、資金繰りの大きなウェイトを占めていると考えられます。
続編決定の基準は円盤売上→??
円盤の売り上げが続編制作決定の基準から外れるのだとすれば、今後は動画収入とソーシャルゲームの売り上げが大きく関係してきそうです。
売上3000枚で3期が決定している「ダンまち」で考えると、主な収入源は動画配信かソーシャルゲームということになりそうです。
原作の売り上げやグッズの売れ行きなども加味して居ると思いますが、何にせよマルチメディア展開は必須ですね。
クラウドファンディングという選択肢も
年々クラウドファンディングという言葉が日本で定着来ていますが、中にはクラウドファンディングを活用して続編制作まで漕ぎつけた作品も、ちらほらあるようです。
主に打ち切りやシリーズが終了となった過去作のマンガやゲーム等の続編を、ファンや原作者がクラウドファンディングを用いて資金を集めることに使われているようで、
この流れが活性化していけば、既に打ち切りや随分前に放送が終了してしまったアニメの復活も十分あり得そうですね!
将来的にアニメ続編制作の大きなウェイトを占めてきそうですが、詳しくは【クラウドファンディング】を活用して続編制作に漕ぎつけた作品一覧でまとめているので、そちらもご覧ください。
あとがき

今回は2019年夏アニメのDVD売り上げについて記載してみました。
年々円盤売上が冷え込んでいますが、一部のタイトルは未だ好調をキープしているようです。
3000枚で続編制作が決定する作品がある様に、円盤売上で続編制作の有無を計測するのは時代に合わなくなっている感がありますね。
現在はソーシャルゲームや動画ストリーミングサービスが資金集めにおいて大きな割合を占めているかもしれないので、
続編を待ち望んでいる作品がある場合は、その作品に課金してあげると貢献できそうです。