スマホを保冷剤で冷やすのは逆効果?

夏になるにつれてスマホ本体に熱が溜まりやすくなりますが、皆さんはどうやってスマホの熱を冷ましていますか?
毎年、本体の熱を下げるアイテムが発売されていますが、保冷材の方がすぐに効果出るので使ったことがある方は多いはず。
ですが、スマホ×保冷材はむしろ逆効果だと言われているようです。
ではどうして逆効果なのか?を調べると同時に、効果的なスマホの冷やし方も調べてみました。
スマホの熱対策を考えている方は、是非参考にしてみて下さいね。
保冷材は逆効果!

早速ですが、スマホ×保冷材という組み合わせは逆効果みたいです。
しかし、適切な使い方をすれば保冷材も選択肢としてはアリの様なので、要は使い方次第との事。
では具体的に、保冷材を使ったスマホの冷やし方のいい例と悪い例を見てみましょう。
冷やして使うのはNG
最もやってはいけないのは「冷やした保冷材」をスマホに当てて本体を冷やす事だそうです。
キンキンに冷やした保冷剤をスマホの背面に当てると、急激な温度差によりスマホ内部に結露が生じます。
その結露が内部の精密機器に悪影響を与え、最終的には故障に繋がってしまうんだとか。
また、タオルを保冷材に巻いてスマホの背面に当てても、結局はスマホと保冷材の温度差が激しいので同じ結果だそうです。
知らず知らずに使っている方が居れば、今年からやめたほうが良さそうですね。
氷点下の状態になるのは良くない

急激に冷やさなければ良いなら、冷蔵庫に入れるのはいいの?と疑問に思っている人もいるかも。
そもそもメーカーによると「氷点下」の状態になるのは好ましくないという事でした。
冷蔵庫などで冷やすと、スマホのリチウムバッテリーの成分が変化するので、そのまま使い続けるとショートしたり爆発する危険性もあるとの事。
モバイルバッテリーやパソコンでも同じことが言えるので、くれぐれも”手っ取り早く冷蔵庫で冷やそう!”と考えない方が無難です。
常温なら保冷材もアリ
一方で、常温の保冷剤をスマホに当てて本体の熱を取るのには、意外とアリなんだとか。
使用する前に冷水で保冷剤を少しだけ冷やしておくと、良い具合に本体の熱を吸収してくれるみたいです。
ただ放熱性が高い訳では無いので、長時間当て続けにしておくと逆に熱が逃げにくくなるので注意が必要。
適度に冷水で冷やす必要があるみたいですが、手間を考えると素直に冷却パッドなどを購入したほうが良さそうな気もしてきますね。
安全に冷やすには扇風機や常温放置で

逆に安全に冷やすにはどうすればいいのか?というと、多くの方が使っているだろう「扇風機」が役に立つみたいです。
扇風機の前に持ってくると、スマホから発した熱が風によって吹き飛ばされ、本体が早く冷えるように。
冷房を使用している場合は、冷気が当たる場所に置いておくと冷えやすくなるみたいです。
因みに、何も手を咥えない「常温放置」も意外と本体熱を冷ますのに有効なんだそうです。
各メーカーが開発段階で冷却効率を考えて設計している為、常温放置でも十分熱が冷める様になっているからとの事。
とにかく、保冷剤を使うよりずっと安全にスマホの熱を冷やすことが出来るので、熱くなってきたな…と感じたら、素直に扇風機の前に持って行くことをオススメします。
外出先で本体熱を冷ますには?
扇風機などを使って冷やすのは自宅だとすぐにできますが、外出先だと扇風機がすぐ近くにあることは稀ですよね。
そういった場合は、携帯型の冷却パッドを使うのが良いです。
持ち運びにかさばらない、スマホ一体型の冷却パッドも発売されています。
こういった冷却パッドを使用する事で、夏でも効率的にスマホの温度管理が出来るようになります。
特に外で使用している際、スマホの動作不良が起きた場合は熱暴走の可能性が高いので、積極的に使っていきたいところです。
選ぶときはペルチェ素子搭載モデルを
スマホ冷却パッドを選ぶ際は、”ペルチェ素子”が搭載されているものを選ぶと良いです。
ペルチェ素子とは、電気を流すと片面が冷やされ、裏面が温まる性質の基盤の事。
スマホに接している部分は常に熱が逃がされるので、熱暴走する心配が少なくなります。
中にはスマホ以外にも使えるタイプも発売されているので、任天堂Switch等のゲームを外で遊ぶことが多い人にもオススメ出来ます。
もちろん、急激な温度変化によってお使いの機器に結露が生じることは無いので、安全に本体熱を冷やすことが可能です。
熱暴走する前に対策を!

梅雨に入った地域も多く、あと一か月もすれば夏本番となりました。
パソコンもスマホも精密機器なので、熱暴走には注意したいところですよね。
熱対策を怠った結果、大事なデータが消えてしまった…という事態に陥る人もいるかもしれません。
そうならない為にも、夏を迎える前にお使いの機器の熱対策をしっかりしておきたいですね!
また、パソコン用の熱対策アイテムをまとめた記事もあるので、参考にしてみては如何ですか?