安井健太郎氏のラグナロクがReとして再始動!
ご存知の方もいるかもしれませんが、以前角川スニーカーから出版されていたライトノベル『ラグナロク』の作者・安井健太郎氏が、ラグナロク:Reとしてプロジェクトを再始動させていたことが判明しました。
90年代のライトノベルを代表する作品ともいえる本作。
”不本意ながら打ち切り”という過去もあるのですが、どうしてこのタイミングで再始動することになったのか気になったので、前作とのつながりなどを含めて調べてみました。
過去にラグナロクを見ていた方や、これからラグナロクReを読もうと考えている方は必見です!
約15年越しの再始動を果たした!
2018年4月のインタビューにて、作者の安井健太郎さんが『ラグナロク』を再始動させると発表し、その後、無事にラグナロクReの連載をスタートさせています。
約15年越しの再始動とあって、往来のファンはこの報告に歓喜したのだとか。
作品の特徴としては、スピード感のある戦闘描写に、独特の表現が特徴的なダークヒーロー的な格好良さが残る作品。
少年のロマンを詰め込んだような作品となっていますが、一転して新作ラグナロクではどこか泥臭さを感じさせるような内容になっています。
現在はAmazon等でラグナロクReの書籍版が購入できるので、気になる方は読んでみることをおすすめします。
安井健太郎のラグナロクReは過去作と話の繋がりが無いって本当?
ラグナロクReと前作ラグナロクとの繋がりや関係性ですが、本作は『前作をリスペクトした別作品』となっています。
第一章に登場した犯罪組織クリムゾン・ディスペアーとの確執が中心に描かれているため、現在も序盤には変わり在りませんが、そこに第二の勢力ヴァルハラなどが加わり、話が徐々に盛り上がってきている様子。
前作の続きを期待している方からすれば、少し勿体ないと思うかもしれません。
ですが、この先前作に追いつき違った形で続編を提供したいと安井氏も語っていたので、ラグナロクReがどう展開していくかに期待したいですね!
キャラクターデザインは一新とのこと
ライトノベルに欠かせない絵師の存在ですが、どうやらにラグナロクReではキャラデザが一新されている様でした。
イラストは前作タッグを組んでいたTASA氏から巌本英利氏へ変更され、以前はシャープなイラストだったリロイが、ラグナロクReではシャープさに加えてワイルドに変更されていました。
デザインが変わったことで全く別物の作品に感じますが、怒涛の展開と表現の豊かさは前作ラグナロクそのもの。
旧作ラグナロクからの読者さんも、新しい気持ちでラグナロクReを読むことが出来るでしょう。
そもそもどうして打ち切られたの?
このラグナロク、先述しましたが旧作ラグナロクは打ち切りとなってしまった過去があります。
打ち切りとなった理由は、”作者の遅筆”と後期の作風が”およそライトノベルと言えるようなもので無かった”という事が原因だったようです。
1999年から2006年までの間に11巻が発売され、後期になるにつれてかなり執筆速度が落ちていたことは事実です。
そのことが原因で、角川から絶縁状を突き付けられる結果になったとのこと。
個人的には安井氏よりはるかに遅筆の作者はたくさん知っているため、『そこまで遅いのか?』と疑問に思いましたが、ライトノベル黎明期だった時の事を考えると、仕方なかったのかもしれませんね。
情報が少なかったからこそ楽しかった部分も
とはいえ、遅筆であったのにもかからず熱狂的なファンも多くいました。
今よりネットが普及していなかった当時は、次はいつ発売なのか?と心待ちにしている方も多く、逆にそれが待つ側の楽しみでもありました。
HPは当時からありましたが、20年近く前は一般家庭へのネット普及はまだ一般的ではありませんでした。
後になって打ち切りだと知り絶望した方はかなり多いはずです。
この事は安井健太郎さん自ら負い目に感じていたようで、今回のリブート版も『過去に楽しみにしてくれていたファンに申し訳ない気持ちから、リブート版の再始動を決意した』と語られています。
一度打ち切りをした作品が再始動するという事例はあまりないので、これからリロイの新しいストーリーが、ラグナロクReでどう展開していくかに注目が集まります。
ラグナロクを簡単に説明すると…
ラグナロクとラグナロクReの主人公は元ギルド所属。
現在はフリーランスとして活躍している凄腕のハンターです。
設定も喋る剣が出てきたり、闇の種族が人間を迫害したり、女性がめちゃくちゃに○害されたり、恐怖のあまり○禁したりと、エグみのあるシーンが多い作品。
この作品をキッカケにしてS心が芽生えた人も一定数居そうです(笑)
現在”なろう小説”で連載中
今回はオーバーラップ文庫から書籍が発売されこそしていますが、基本的にはインターネット上で無料で読める『なろう小説』上にて展開されていくとのこと。
既に30話以上ストーリーが展開されていますが、これからの事を考えるとまだまだ序盤。
現在ではSNS上で気軽に作者と繋がれることから、一昔前と違ってもっと身近に作品を感じられるのが良いですね。
作者自身も、過去の打ち切りを負い目に感じているらしく、今度こそ最後まで完結させるつもりとの強い意志を感じました。
ラグナロクReを読んだ人の感想や口コミ
下記ではラグナロクReを読んだ人の感想や口コミを紹介します。
これから購入を考えている方は、下記の口コミや評価を参考にしてみて下さいね!
「ラグナロク:Re」、ようやく購入。もう読めなくなったトリニティブラッドともに再開ずっと待ってたんですが、まさか"リビルド"されるとは。初見の感想はリロイがカッコ良すぎるw
— 冬の街@筋大化改修再開 (@karisomenokyaku) May 12, 2018
TASAさん、THORES柴本さんのリロイも好きだったけど。 pic.twitter.com/zFApSBiUBW
ラグナロク:Re
— でぃお (@Diow_kashya) April 25, 2018
あとかぎを何度も読み自分なりに解釈した結果、失望しつつ
まだ期待しているというのが自分の感想
クライスト教団だけどヴィルヘルム派に属してる感じ。今後に期待
まだポジれる気分じゃないのでオーバーロード12巻読んで復習するかな!
25日にラグナロク:Reを買って読んでサイン会でヤスケン先生に感想を伝える。サイン会参加のため書泉でもう1冊買う。すると1冊は布教用、1冊はサイン入り永久保存用にできる。ボクかしこーい(ドヤァ)#ラグナロクRe
— あやなぎ (@barelroll) April 23, 2018
みんなほどほどにしないと
— _dieng (@_dieng) February 6, 2021
かつてスニーカー文庫で一世を風靡したハイスピードバトルアクションの金字塔「ラグナロク」及びオーバーラップ文庫にて絶賛発売中のリブート作品「ラグナロク:Re」の作者ヤスケンが、
「漏らすとファンから感想貰える」と学習してしまうぞ https://t.co/jgQDdyFyjf
愉快な仲間たちの物語?
— (・・・・☆…) (@gnzW60MvuHxu1rL) February 15, 2019
戦闘シーン そしていい意味で突き抜けてる主人公が素敵だとおもうー
ラグナロク:Re3巻
どうなるか楽しみです(感想おそっ)
ラグナロク:Reの口コミを見る限り、ほぼ前作からのファンの方が口コミや感想を呟いている様です。
全体的に高評価で、ここから興味を持って旧作ラグナロクに手を出す人もチラホラ見かけました。
主人公最強パターンを生み出したラノベの金字塔なので、売れっ子ラノベ作者の中にもファンは多い様子。
これから更に面白くなっていくと思うので、目が離せませんね!
あとがき
約15年ぶりのカムバックを果たした”ラグナロク:Re”。
久しぶりの執筆とあって作者も戸惑っていたようですが、新しいラグナロクの舞台が幕を開けました。
思い出補正ビンビンなので、現状の期待値はかなり高め(笑)
作者の安井氏には是非とも完結させてほしいと思っていますが、暫くあのワクワク感を味わえるなら、この際遅筆でもいいなと思えて来ます。
興味のある方は、購入してみてはいかがでしょうか?