立川にアニメの聖地が多い理由を調べてみたら…
都心から少し離れた静かな立川市に、アニメの聖地が多いという事を知っていましたか？
実は日本を訪れるアニメ好きの外国人の熱視線を浴びているのが「立川市」なんだとか。。
立川にアニメの聖地が多い理由を調べつつ、立川市にゆかりのある作品を一覧でまとめてみました。
立川が舞台のアニメが意外と多い
意外だと思うかもしれませんが、立川市を舞台にしたアニメ作品は多いです。
またアニメに限らず、膨大な数の作品が立川にルーツを持っているとの事。
海外では、日本を旅行した際に訪れたい場所として『立川市』がランクインすることもあるようですが、どうして立川市がこれほどまでアニメ作品と密接な関係にあるのでしょうか？
東京都立川市が舞台のアニメ作品一覧
下記では、立川市が舞台のアニメ作品を一覧で紹介しています。
Persona4 the ANIMATION
人気ゲームが原作のアニメ版となります。
作中では15話で主人公たちが降り立った駅が、「多摩モノレールの立川北駅」とのこと。
転落防止扉や掲示板、自販機の位置まで忠実に再現されていた為、一部では話題になっていたようです。
パパのいうことを聞きなさい！
大学に進学し新生活をスタートさせたばかりの主人公が、不慮の事故で親を失った姪っ子を引き取ることになるという作品。
重い話がメインでストーリーが進行していきますが、ストーリー上、立川市が少なからず関連しています。
立川市だけではなく、東京都内の様々な施設が登場しますが、立川市からは立川駅や、その周辺の景色が登場していました。
飲食店や百貨店などは名前が変更されていましたが、ほとんどそのまま登場していた為、今でも同作品のファンが訪れることはあるようです。
Kanon
京アニが制作した泣きゲーを原作とするアニメ放送ですが、知名度的に殆どの方が知っているかもしれません。
2話などに登場する公園は、立川市にある『昭和記念公園』をモチーフにデザインされているようです。
その他にも並木道や噴水、園内に立つ時計塔などは地元民が見ればすぐにわかるレベルで驚きです。
魔法少女まどか☆マギカ
立川市をメインで描かれているわけではありませんが、まどマギも立川市とストーリー上関係性があるようです。
実際に登場したのは多摩モノレール線の立川北駅や、駅前の百貨店など。
また本作は立川以外にも八王子も描かれたことがあるため、東京都心ではなく東京都の西部が舞台の様です。
とある魔術の禁書目録
立川市の風景が数多く登場する作品としても有名。
ライトノベル版から既に東京郊外で学園都市のモデルとなった街を探すプロジェクトがありましたが、
テレビアニメ版では立川市が率先して制作協力した為、「学園都市＝立川市」というイメージがすっかり定着することになりました。
この作品がキッカケになり、立川市へ聖地巡礼する方も多くなったという結果も出ています。
とある科学の超電磁砲
上記インデックスのスピンオフ作品で、主人公は当麻に思いを寄せる御坂美琴。
学園都市の中でも最高位である”レベル5”能力者の一人で、電撃を帯びたコインを超高速で打ち出す『レールガン』が話題になりました。
スピンオフ作品と言っても、その殆どが学園都市の中のお話しなので、立川市をメインとしてストーリーが進行していきます。
どちらかと言えば『とあるシリーズ』にはこの超電磁砲からハマった人も多いのではないでしょうか？
聖☆おにいさん
神である仏陀とイエス・キリストが、人間界でバカンスを楽しむために下界する作品。
「オニ公園」や「立川駅」等は良く作中で登場していますし、オニ公園の近くにある「やな瀬」という和菓子屋さんも実在します。
駅前はにぎわって何でもそろうのに、少し歩くと閑静な住宅街というギャップが、設定とマッチしていて選ばれる理由となったのかもしれません。
世界征服～謀略のズヴィズダー～
秘密結社「ズヴィズダー」が世界征服するために奮闘する内容のアニメオリジナル作品。
物語の舞台は『西ウド川市』となっていますが、作中の風景から推測すると立川市そのもの。
地元住民で当時アニメを見ていた人はすぐに気が付いたとの声が多かったようです。
ガッチャマン クラウズ
2013年に放送された『ガッチャマン』シリーズの一つで、他の作品より立川市を前面に押し出したアニメ作品です。
特に立川市の風景だけでなく官公庁などの施設もそのまま登場しているので、入念な下調べがあったものだと思われます。
ガッチャマンと名の付く作品にまで、立川市が深く関係しているのは凄いことですね(笑)
サムライフラメンコ
「ヒーローに憧れる青年が実際にヒーローになってしまった」という作品。
作中では駅周辺が数多く登場しており、ペデストリアンデッキ等や何気ない有料駐車場などが描かれました。
もちろん立川市の風景も幅広く採用されているので、一通り作中の舞台になったエリアを回ってみるのも楽しそうです。
フレームアームズ・ガール
フレームアームズ・ガールは、造形プラモデルの老舗・コトブキヤのシリーズ作品がアニメ化したもの。
可愛いフレームアームズ・ガールとの日常やバトルを描いた人気アニメでしたが、フレームアームズ・ガールを手掛けているコトブキヤの本社が立川にある事から、より地元密着型のアニメ作品となっているようです。
初回から立川にある立川伊勢屋が登場したり等、背景に地元住民なら誰でも知っているお店などが頻繁に登場したため、主人公あおちゃんの好物である「おいなりさん」が連日売り切れし、生産数が追いつかないという状況も続いたとのこと。
漫画やイラストレーターは立川市を好む傾向に？
一説では、立川市周辺に拠点を構えるアニメ制作会社が多いという事が関係しているとのことです。
また漫画やイラストレーターも立川市周辺や、都心から少し離れた郊外に住む事を好んでいるのも影響している様な気がします。
都心の騒がしい雰囲気は感じられず、かつ生活するには何ら不便の無い”丁度良い都会感”を覚えるので、スローライフを考えている人は立川に立ち寄ってみては如何でしょうか？
メインではないが立川が登場する作品も
メインストーリーで立川市が登場するアニメは限られてきますが、一話単位での描写という事であれば、意外と立川市が登場するアニメは多い筈。
大ヒットを記録した『とある科学の超電磁砲』は、立川市がメインのアニメの為、地元民からすればすぐに気が付くレベル。
ほのぼの日常系の『Ａちゃんねる』は西東京エリアや神奈川県湘南エリアを中心に描かれていますが、立川駅のホームや高島屋が描かれていました。
Ａチャンネルのように、メインではありませんが所々に立川市が登場する作品は多いので、一部のファンから立川市は”お馴染みの街”として認識されているのかもしれません。
あとがき
アニメ作品だけでこれだけの数があるのには驚きました。
有名になった『とあるシリーズ』の大成功がキッカケになり、アニメ化をした作品もあるのではないでしょうか？
アニメと密接な関係を持つ立川市ですが、空気も美味しいのでスローライフを送るのにはもってこいのエリアです。
もしかしたら、これをきっかけに立川市に移り住む方も増えていくかもしれませんね。
