・スピーカーの音質改善がしたい
・イコライザーのおすすめ設定を教えてほしい
・設定をいじれないテレビなどの音質改善方法があれば教えて!
月額料金が定額制のサブスクサービスを利用している方も多く、テレビやPC・スマホなどからお手持ちのスピーカーに接続し、迫力ある音で音楽鑑賞や動画鑑賞などを楽しんでいる方も増えてきています。
でも実は、イコライザ設定を少し弄ってあげるだけで、もっと音質改善が出来る可能性があるという事は知っていましたか?ほとんどの場合、使っているアプリの設定からイコライザを選択する事が出来ます。
その中でも今回おすすめしたいのは【パーフェクト】というイコライザ設定です。数値を見ながら設定すれば、誰でも簡単に音質改善が試せるので非常に便利です!
この記事では、実際にperfectの設定を確認したり、イコライザ設定が出来ない機器(テレビなど)の音質改善アイテムなども紹介しています。
そもそもイコライザー設定とは?
そもそもイコライザ―設定が何なのかイマイチわからないという方もいると思うので、初めに引用を用いて解説します。天下のウィキペディアで検索すると、次のような説明がありました。
イコライザーの原義は「均一化(equalize)器」で、録音再生環境(例: マイクロフォン・レコーダー・録音スタジオ、スピーカー・再生会場)がもつ周波数特性の歪み補正や、マスタリングにおける曲ごとの音質的差異の平均化などを意図している。
現在ではより積極的な音作り(周波数歪みの意図的な付与)にも活用されている。倍音・高調波・ノイズの増減や音像の明確化などに用いられる。
引用元:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC_(%E9%9F%B3%E9%9F%BF%E6%A9%9F%E5%99%A8))
要は自分が聞きやすい音になるように、周波数ごとに音の調整をするのがイコライザー設定です。
元はレコーディング環境で使用される機器や周辺環境の事を指していましたが、現在は音楽アプリなどで標準で備わっていることが多く、設定項目から音の周波数を調整する事が出来ます。音にこだわりがある人は、高確率で調整したことがあるという人も多いのではないでしょうか?
既に使用しているアプリ内にイコライザ設定項目がある場合は、特別な機器は必要なく設定できます。下記の項目では、イコライザ設定:パーフェクトの数値を紹介しているので、実際に試してみましょう。
どんな曲にもハマるイコライザ設定『パーフェクト』の設定数値
早速ですが、どんな曲にもハマる『perfect』の設定値がこちら。
左から
「+3、+6、+9、+7、+6、+5、+7、+9、+11、+8」
で設定します。iTunesのイコライザは「1メモリ3dB」となっているので、左からイコライザをいじっていきましょう。
因みにイコライザ左部分のプリアンプは変更する必要が無いので、特段触らなくても大丈夫です。
イコライザ画面の開き方と保存方法
イコライザ画面の開き方と、設定したイコライザをプリセットする方法も記載しています。
iTunesでのイコライザの開き方は、
メニューバーの中にある「表示」→「イコライザ」
から開くことが出来ます。イコライザの設定をオンに設定すると、楽曲にイコライザを適用することが出来るようになります。
イコライザ設定の保存方法は、
「手動」のプルダウンメニューから「新規プリセット」を選択
プリセット名を入力すると保存できます。
これで次回からイコライザが適応された状態で音楽を聞けるようになるので便利です。いわゆる「ドンシャリ」音ですが、ハードミュージックにも、レゲエの様な音楽を聞いても違和感ありません。
聞く音楽ジャンルを問わないので、一度試してみては如何でしょうか?
実際にperfectイコライザを試した人の口コミ
下記では実際にperfectを試してみた人のレビューをいくつか紹介しています。
俺が早々に死んだからちはさんの足音でイコライザ弄ってたけどPUBGには有名なPerfectイコライザが最適な気がしてきた
— しゅうまい (@syuumai1402) April 28, 2018
(´・ω・`)ただのドンシャリだったでござる。まぁ好きな人は最高なんだろうなぁ
— Yuki~ (@1_ji90) February 19, 2019
驚きの音質の良さ!iTunesの完璧(Perfect)なイコライザ設定がおすすめ! https://t.co/Fa7mkACLp3
fb2kでPerfectイコライザにするプリセットを教えてもらったので試してみた
— カイナ (@KAINAR5221449) January 23, 2020
ヒリヒリするなあという感想
試しにやってみたけどこのperfectイコライザ結構いいわw pic.twitter.com/SdSf2iD8p9
— ㄘゅんたろう (@kksz_kud) November 28, 2015
音の好みは人それぞれですが、全体的にドンシャリしつつも現状よりいい音になった…という評価が目立ちました。
イコライザの設定数値を覚えれば他でも応用できる
またパーフェクトの設定数値を覚えてしまえば、他の環境でも応用できます。上記で紹介したのはiTunes上での設定方法でしたが、iTunes限定のイコライザ設定という訳ではありません。
何となく似た様に近づけるだけでも音質改善が期待できるので、気になった方は試してみると良いでしょう。
パーフェクトを超える「Eargasm Explosion」の設定方法
perfect派生の設定で「Eargasm Explosion」というものもあるみたいです。こちらも海外のプロの方が考えた設定らしく、高音域である4kを気持ち削る事で、よりすっきりとした音質になるんだとか。
設定すは左から
「+3、+6、+9、+7、+6、+5、+7、+4、+11、+8」
なので、こちらも試してみると楽しいですよ。
低音・中音・高音域を自分好みに調整してみよう
あまり知識が無いと、イコライザのどの部分を調整するとどの音域が変化するのか、あまりよく分かりませんよね。特に今まで「プリセットばかり使ってきた」という方は、見たことが無い設定項目に戸惑う事も。。
下記では、perfectをベースとして「より自分好みに調整したい方向け」に補足的な知識を紹介してみたいと思います。
低音域は「32-250Hz」を調整する
「32-250Hz」の部分は「低音域」を調整する部分です。この部分を調整すると、重低音の値を調整することが出来ます。
主にEDMやHIP HOP等の音楽を鑑賞する際、さらに低音を際立たせたいという場合、重点的に調整します。数値を上げるほど重低音が増していくので、バウンス系のEDMが好きなら思い切って上げると良いです。
ただし上げ過ぎると中音域や高音域が潰れ、こもった音になるので注意が必要です。
中音域は「500-2KHz」を調整する
「500-2KHz」の部分は中音域を調整する部分になります。主にボーカルを際立たせたかったり、低音域や高音域のバランス調整をする際に調整することが多いです。
「500-2KHz」を低音や高音より下げた状態を「ドンシャリ」と言い、ロックミュージックを聞くのに適していると言われます。反対に、低音や高音より上げた状態を「かまぼこ」といい、シンガーの細かい歌い分けを感じたい場合は、こちらの設定がおすすめです。
高音域は「4K-16KHz」を調整する
「4K-16KHz」以上は高音域を調整する部分になります。クラシック音楽などの高音域をより鮮明に力強く聴きたいという場合は、この部分を調整しましょう。
数値を上げるほど、音の高低感がハッキリしてくるので、音に奥行きを感じられるようになります。ただ、上げ過ぎると音がビビる(※音割れ)原因になるので、より細かい調整が必要になってきますが、逆に腕の見せ所でもありますね。
イコライザーを弄れない環境や機器での音質改善方法は?
と、ここまではイコライザ設定を出来る環境下での設定方法を紹介してみました。ですが、皆さんの中には
テレビしか持っていない
使っているアプリにイコライザ設定が無い
という方もいらっしゃるかもしれませんね。その場合は「USB-DAC」という機器を接続する事で改善できます。
下記ではDACについて補足説明した後に、おすすめのUSB-DACをいくつか紹介していくので参考にどうぞ!
USB-DACのDACとは?
こちらも大手音楽メーカーのデノン公式サイトから引用して解説していきますね。
USB-DAC機能の「DAC」とは何でしょう。
引用元:DENON公式サイト(https://www.denon.jp/ja-jp/blog/3583/index.html)
DACとは、「Digital to Analog Converter」の略で、信号をデジタルからアナログに変換するものを意味します。
ご存知のようにCDは、アナログ信号をデジタル信号に変換して記録するもの。そして再生時にデジタル信号からアナログ信号に変換しなおして、出力します。
このデジタル信号からアナログ信号への変換に使われるものがDACです。
上記はCDを例に説明していますが、超ざっくり簡単に説明すると、機器と機器の間にDACを噛ませると高音質化される…という事です。最近ではハイレゾ音源で配信されている楽曲も多いので、元のポテンシャルを引き出したい場合によく使われます。
極論を言えば、テレビにスピーカーを直挿しして音を聞いている方も、間にDACを挟めば高音質で聞けるようになるという事ですね。安いもので1万円台から販売しているので、興味がある人は一台持っておくと非常に便利です。
下記ではおすすめのUSB-DACをいくつか紹介しているので、購入時の参考にどうぞ!
1万円台から購入できる!おすすめコンパクトUSB-DAC【3選】
ここからは1万円台から購入できる!おすすめコンパクトUSB-DACを紹介します!
本格的なDACには及びませんが、まずはお試しで使ってみたいという方におすすめの商品ばかりなので、購入時の参考にどうぞ。
audio-technica ヘッドホンアンプ AT-HA2
オーディオテクニカから発売している、5000円を切る超低価格なコンパクトUSB-DACです。
低価格商品と言っても、利用の幅は広いので色んな事に使えそうですね!何より価格が安いので、どんなものか試してみたい!という方にぴったりですよ!
FiiO JadeAudio KA3
持ち運びできるサイズのコンパクトUSB-DACです!
こちらも有名な音響メーカーであるFiiOから発売されているので、安心感がありますよね。シンプルな作りとなっていて、スマホやPCの音を簡単に高音質化が出来ます。
AUXに対応したスピーカーを持っているなら、イヤホン端子から音を拾えるので活用の幅が広がるのでおすすめです。
Fosi Audio DA2120A Bluetooth 5.0オーディオアンプ
ギリギリ1万円台で購入できる、機能十分な高品質USB-DACです!
Hi-FiやBluetooth5.0に対応しているなど、高音質に加えて低遅延なのも魅力的。OUT側のスピーカーも2基対応しているので、状況によって使い分ける事も出来ます。
これ一台とスピーカーがあれば、本格的なPCオーディオの世界に飛び込むことが出来るのでおすすめです!
おすすめイコライザ設定の数値を覚えて活用してみよう!
今回はおすすめのイコライザ設定であるパーフェクトの設定数値や、イコライザを調整できない環境下(テレビのみ等)の音質改善方法を紹介してみました。
perfectをベースに、ジャンル別でいくつかオリジナルのイコライザを保存し、使い分けられるのは便利ですね。意外と簡単に設定できる上に、数値だけ覚えてしまえば簡単に他の環境に転用できるのは便利です。
今ある機器の音質改善をしてみたいという方は、一度試してはいかがですか?