ミストウォーカーの新作”FANTASIAN”
過去にスクウェアソフト(現スクウェアエニックス)で、今や国民的とも呼べるRPGシリーズ「FINAL FANTASY」を生み出した坂口博信氏。
現在は「ミストウォーカー」という会社を立ち上げゲーム開発をされていますが、その最新作「FANTASIAN」がApple Arcadeのゲームの一つとして2019年3月に発表されたので注目しています。
FANTASIANはこれまで作れなかったゲームと語る
動画内で、坂口博信氏は
- FANTASIANはこれまで作れなかったゲーム
- ジオラマを一つ一つ手作りし、それを写真として取り込み背景にし、その上を3Dキャラが冒険する
と語っています。
映画などでは実物での撮影が困難なものをミニチュアセットとして作りそれを使って撮影したりしますが、それに近いイメージでしょうか?
CGによるレンダリングを主とするゲームでは、あまり聞いたことのない制作方法ですね!これだけでもどんなゲームになるのか楽しみです。
ゲーム内の背景を全てジオラマで作っているとすると、動画内で坂口氏が語っているように怖い数のジオラマが必要だと考えられます。
ジオラマにこだわりアリ
7月1日にリリースされた『テラウォーズ』も、2014年にリリースされた『テラバトル』のリアルタイムストラテジータイプのゲームです。
アクションゲームや対戦ゲームに苦手意識を持っている人でも楽しめる様に調整されているとの事ですが、
今後リリース予定の『FANTASIAN』とは”ジオラマ”という共通点が。
『テラウォーズ』で色々試した事をFANTASIANで活かしていく方針の様なので、どの様に昇華されていくのかが楽しみです。
そんな中、テラバトルのサービスが終了
2020年5月29日、坂口氏のTwitterでテラバトルのサービス終了がアナウンスされました。
この約6年間にたくさんのプレイヤーのみなさんに『テラバトル』を遊んでいただきました。本当にありがとうございました。
— 坂口博信 (@auuo) May 29, 2020
最初に「はさみ将棋」をベースにシステムを考案したことが、なんだか遠い昔のようで懐かしく感じます。また、スマートフォンでの運営型のRPGは初めてでした。
「元は”はさみ将棋”をモチーフに考案されたゲームだった」と語っており、経緯とこれまでの感謝をTwitter上で報告されています。
それと同時に、FANTASIANの開発に注力していく旨も呟かれていたので、今後の開発が加速する可能性も。
テラバトルのサービス終了に寂しさを覚えた方も多いと思いますが、次のFANTASIANもそう遠くない未来にお披露目されそうで、楽しみでもあります。
現在、「FANTASIAN」開発スタッフを募集中
開発はかなり苦労しそうですが、現在ミストウォーカーのHPでは開発スタッフを募集しているとの事。
特にフリーランス・業務委託スタッフは積極採用している様で、腕に自信があるならエントリーしてみてもよさそうです。
ただ新卒の採用は行っていない旨の記載が確認できるので、中途採用のみの募集の様です。
作品に関わりたいと少しでも感じたなら、いっそのことエントリーしてみては如何ですか?
Apple Arcadeについて
Appleは、2019年3月26日の同社の発表会「Apple Special Event」にて、以下の動画と共に、定額制のゲームサービス「Apple Arcade(アップルアーケード)」を発表しました。
"ゲームを変えるゲーム"
Apple Arcadeでは、定評のあるインディーズのデベロッパや一流スタジオ、伝説的クリエイターの坂口博信、ケン・ウォン、ウィル・ライトが作り出すオリジナルの新作ゲームが提供されます。
https://www.apple.com/jp/newsroom/2019/03/apple-introduces-apple-arcade-the-worlds-first-game-subscription-service-for-mobile-desktop-and-the-living-room/
アップルプレスリリースより。
動画内で紹介されたゲーム以外にも、既報でAppleは100作強のゲームを提供すると言われており、Appleは1作あたり数百万ドル、Apple Arcade全体での予算総額は5億ドル以上にのぼると噂されています。
また業界関係者数人からの情報によれば、Apple Arcadeによる数カ月の独占期間を経過すれば、任天堂の”Nintendo Switch”や、
SONYの”Playstation4”の様な家庭用コンソール向けの販売も可能になるとも言われています。
どのようになるか想像が出来ませんが、クラウドゲーミングは次世代のゲームコンソールと言われており、5Gが普及すると共に爆発的に市場が伸びていく可能性が高そうです。
日本ではまだ余りなじみがありませんが、今後、家庭用ゲーム機市場と双極を成す存在になっていくかもしれませんよ。
あとがき
今回は坂口博信 氏が率いるゲーム会社「ミストウォーカー」の新作”FANTASIAN”について記載してみました。
Apple Arcade(アップルアーケード)でリリースされる予定との事で、早い段階から多方面から注目されているタイトルでもあります。
既にApple Arcade(アップルアーケード)で展開されている”テラバトル”がサービス終了との事で、今後さらに注目が集まること間違いなしの一作かもしれません。
また執筆現在は開発スタッフも募集していたので、腕に自信がある方はエントリーしてみるのもいいかも…?