クール教信者さんの漫画がアニメ化ラッシュで色々と凄い
漫画家であるクール教信者さんのアニメ化ラッシュの勢いが止まりません。
クール教信者さんの作品がアニメ化されるのはメイドラゴンで三作目。
手掛けている作品が多い事もありますが、これだけ一人の原作者さんの作品からアニメ化するのは珍しい事なのでは。
現在メイドラゴンと同時進行で手掛けている「ピーチボーイリバーサイド」を始め、今後も複数作品がアニメ化する可能性があります。
クール教信者さんの作品一覧
クール教信者さんが手掛けた作品の中でも、特に有名な作品を紹介してみます。
知っている方も多いかもしれませんが、念のため作品ごとの紹介もしてみたいと思います。
小森さんは断れない!
人からの頼まれごとをどうしても断れない小森さんのお話し。
小森さんからは頼みやすそうなオーラがにじみ出ているため、いつもオーバーワーク気味になってしまいますが、頼まれごとをこなしている内にほぼなんでもできてしまう様に。
人からの頼まれごとを断り切れないという題材の漫画ですが、普通に見ているだけで楽しめる内容になっているため、人気を催しています。
3分アニメで初のアニメ化を果たし、クール教信者さんのアニメ化第一作目となりました。
旦那が何を言っているかわからない件
オタクの旦那と一般人の嫁との日常を描いた作品。
旦那はオタク趣味を隠そうとはしませんが、嫁もそれに対してとやかく言う人ではありません。
見る限りではオタクと一般女性の理想的な夫婦関係を描写していますが、夫のオタク趣味に嫁が振り回される事も。
パートナーの片方がオタク趣味というカップルや夫婦に、是非見て頂きたい作品の一つです(笑)
こちらも3分アニメでアニメ放送されたので、サクッと中身を追えるのも良い所です。
チチチチ
引きこもりの絵本作家と胸が大きい同居人とのルームシェアを描いた内容の作品。
成人向け漫画なので”そういう描写”が普通に描かれています。
作者曰く「自分の性癖を惜しげもなく公開している」という事らしいので、本作の内容は作者自身の性癖からくる願望が、そのまま作品になったようです。
ピーチボーイリバーサイド
元々web漫画で連載されていた同氏の代表作と言える長期連載漫画。
週刊誌並みのペースで連載されていましたが、2014年9月に年単位での更新をストップ。
しかしその後2015年8月に本人のブログから再開され、2015年8月20日の隔月刊誌『少年マガジンR』第3号から、同作のリメイク作品として連載開始されます。
エログロネタを多く取り扱っていますが、めちゃくちゃ面白いので是非アニメ化もしてほしいところです。
小林さんちのメイドラゴン
"ちょろゴン"のトールや、その仲間のドラゴン達が人間界に降りてきて日常生活を送る、緩い日常系の作品です。
こちらに関してはアニメ化もされているため、興味がある方は【dアニメストア】などで見てみるのが良いです。
アニメ二期も制作が決定しているのですが、京アニ事件のこともあり、別会社でリリースされるのではないかという噂もあります。
詳しくは別記事でまとめているので、こちらも興味があれば参考にしてみてください。
2ch『素人漫画家コミュ』出身の漫画家
今から10年以上前に、2chのVIPから生まれた『素人漫画コミュ』出身の漫画家さんだったようです。
2chは今でも大量のスレッドが作成・更新される国内最大の掲示板。
素人漫画コミュは、漫画家志望の方々が集うスレッドで、そこから派生して新都社というweb漫画サイトが誕生しました。
その中でも商業誌デビューした数少ない方のようです。
すでに三作アニメ化されていて、控えめに言って大成功した漫画家と言えます。
作品に2chを色濃く反映されている『旦那が何を言っているかわからない件』は、当時のクール教信者さんを取り巻く環境を投影した作品だったのかもしれません。
"釣られた"事がきっかけ
元々2ch内で絵を描く人だったクール教信者さん。
あるとき『初音ミクアニメ化!!』という様な釣りタイトルを目にして新都社のスレを開いたことがきっかけとなり、新都社の存在を知ることに。
最初は一期一会の様な感覚で参加したスレでしたが、2chで絵を描く人の溜り場だったスレなので、次第に居心地の良さを感じ始め、
多い時には週1~2回更新するなど、精力的に活動していました。
新都社時代の代表作は『ピーチボーイ・リバーサイド』で、現在単行本化されている漫画版はこれが原作です。
そこから活動を続けていくうちに、見事『旦那が何を言っているかわからない件』の単行本化が決定し、『小森さんは断れない!』の商業誌連載も決まっていった…という経緯があるみたいです。
チャンスはどこにでも転がっている
クール教信者さんも、『まさか自分が商業誌デビューなんて』と思っていたように、何がターニングポイントになるかわかりません。
クール教信者さんは、たまたま"新都社"の存在を早い段階で知り、そこから徐々に階段を登っていきましたが、私たちの身近にも意外とチャンスが転がっているのかもしれません。
もしかしたら、普段と違う行動をしたり違う視点でもの後を考えたりすると、思いの外すんなりと人生が好転していくのかも。
あとがき
今回はクール教信者さんの他作品と、商業誌デビューまでの経緯を記載してみました。
デビューまでの経緯を知ると、どこにでもチャンスは転がっているんだなと感じます。
本人の努力もあってこそですが、何よりまずは行動してみると未来が拓けるかも知れませんね!