ビームライフル競技って何?
ライフルイズビューティフルの放送から何かと話題になっている『ライフル競技』。
ライフル競技とは射撃の腕を競う射撃競技で、オリンピック競技にも認定されています。
すぐ射撃競技と言って頭に浮かぶのは「クレーン射撃」だと思いますが、意外と競技の幅が広く、それらを総括して『ライフル競技』と読んでいるようです。
今回は、その中でも実弾を使用しない『ビームライフル競技』を始めるにあたり、何が必要になるのかをリサーチしてみました。
実弾を使用しないため、備品などにはお金がかからなさそうですが、果たして…?
ライフル競技を始める時に必要になるもの
銃砲所持の資格
まずライフル競技を始めるにあたり『銃砲所持の資格』が必要になります。
場合によってはすぐにはライフル競技を始めることが出来ないので注意が必要。
幸いなことに、ビームライフル競技を始める場合は、こちらの資格は不要となります。しかし作中ではエア・ライフルを用いた予選大会の描写があり、この際は「銃砲所持の資格」が必要になるとのこと。
有資格「エア・ライフル競技」
無資格「ビームライフル競技」 ※取得費用は数千円~1万円程度
と覚えておくといいかもしれません。
銃や銃の購入費用
ビームライフル競技を高校生から始める場合、殆どの場合では高校の射撃場に備え付けの銃で賄えることが多いらしいです。
この場合、銃の購入費用などは掛からない事になります。
ビームライフル競技は弾の費用もかからない為、備品などにお金が掛る事はまずありません。
専用のコートやジャケット・シューズ・グローブ等
競技を始める際、専用のコートやジャケット、シューズやグローブ等が必要です。
値段の相場は、
コート…数万円~10万円
シューズ…3万円
グローブ…数千円~1万円
といった具合。学生の場合は、学校側で用意してくれる事もあるみたいです。
途中からエアライフル競技に移行する人も一定数いる
ビームライフル競技から始めた方でも、途中から実弾を用いたエアライフル競技に移行する方も一定数いるとの事。ビームライフル競技からエアライフル競技に移行する場合、「銃所持の資格」を取得する必要があります。
また資格取得した後、「日本ライフル射撃協会 or 各都道府県ライフル射撃協会」のどちらかに所属することになるため、年会費も発生するようです。費用は【数千円~1万円】とのことでした。
大学からライフル競技を始める場合、「年少射撃者資格制度」の利用は出来ないので、必ず自分で銃を所持する必要が出てきます。
上記で記載した費用のほかに、銃の購入費用【5万円~30万円程度】の費用が発生します。
更には標的などの消耗品の金額や、試合に参加するための参加料なども掛るとのことなので、こちらも決して安くはありません。
必要な費用をまとめると…
ビームライフル競技やエアライフル競技を始めるにあたり、発生する金額をまとめると下記のようになる様です。
◆身につけるもの:10万円代前半
◆エアライフル:
25~30万円強(新銃、手数料込)
10~20万円(中古銃、手数料込)
◆装薬ライフル:
40~50万円(新銃、手数料込)
15~25万円(中古銃、手数料込)
◆各種協会の年会費:1万5千円
◆弾・標的などの費用、試合への参加料など
ビームライフル競技も幼少期から始められるとは言え、テニスやバスケ、サッカーなど広く普及しているスポーツに比べると、金額の桁が違うことがわかります。
18才以上であればエアライフル競技以外も選択できる
ちなみに18才以上であれば小口径の装薬ライフルを所持できるとのこと。具体的には一般的な火薬を装填し、実弾を発射できるライフルをイメージして頂くのがわかりやすいかと。
実際に所持するまでにはいくつか段階があり、推薦や教習を受ける金額などで、合計【5万円程度】の費用が発生するとのこと。その他にも実弾が一発20~40円程度発生するなど、金額的なハードルは少々お高めです。
長く続けるならそれほど高くないが、やはり参入の壁が高すぎる感
資産家の方々が嗜む趣味というイメージが強かったのですが、おおむね間違っていなかったようです。ライフル競技を始める殆どの方が幼少期から嗜んでいるので、入学した先の私立で運よく射撃部があった、知人友人もしくはご家庭に経済的余裕があるなどしない限り、参入の壁はかなり高いのが事実。
特にこれから始めようと思っている方は、金額面での疑問や何が必要になるかなど、ある程度具体的になったのではないでしょうか?